ご挨拶
ようこそ、てらがき農園へ(私たちの想い)
てらがき農園へお越しくださりありがとうございます。
ホームページを見ていただいて、みなべの町に、わたしたちの農園に遊びにきてくださったような、そんな風に思っていただければ嬉しいです。

てらがき農園は、私(農園長・信男)と妻(亜希子)・子供たち(長男・長女)と姉(うめこ)、母、子供達の長男・長女・次女が中心となり、たくさんの方にお力をいただきながら梅農家を営んでいます。
2008年、約43年の間、有機肥料をつくり、農薬を減らし、誇りをもって梅作りに取り組んでいただ父が他界しました。
そんな父の想いを受け継ぎ、私たち子供の世代でもより「安全で美味しい、世界に誇れる南高梅の梅作り」に、日々、励んでいます。
私たちは、代々この土地に生まれ育ちました。
紀州みなべという土地は、日本が誇れる梅のブランド、「南高梅」の産地です。「南高梅」は、梅の品種の中でも実がとてもやわらかく、「南高梅」の梅干は、ふっくらとして果肉が多くそれはそれは美味しい梅です。
昨今、そんなみなべの南高梅のブランドも、時代の流れ(価格競争)にあおられて、どんどんと変化しています。
少しでも傷があると梅が売れなくなり、いつしか化学肥料に頼り、農薬を使い、「安全性よりも見た目の美しい梅づくり」が重視されるようになってきました。

そんな中でも父は、「皮ごと食べる梅だから・・と」有機肥料と低農薬にこだわりつづけ、少しでも農薬を減らすようにと研究し、安全で安心な梅作りを貫いてきました。
そして、2007年より、思い切ってすべての畑を自然栽培・無農薬栽培(詳しくは次のページで)にきりかえました。
無農薬栽培にきりかえてから、私たちの想像以上に販売できる梅が少なくなりました。
その量は、通常農薬を使用する場合の約1/10、低農薬の時とくらべても約1/5です。
だからといって、5倍や10倍の価格で販売できるわけではありません。傷のある梅は、梅ジャムや梅シロップ、梅酢などの加工品にしたり、何か無駄なく上手に美味しく利用できるものはないか・・・と日々試行錯誤の連続です。
それでも、みなさんの体にも、環境にも、喜んでいただける梅作りができる事に、感謝し、嬉しく誇りに思います。
ここで紹介している商品は、そんな中から生まれたもの達です。
農薬を一切使わず、自然栽培栽培からつくった梅は生命力100%の梅です。梅本来のもつ素朴な美味しさと、ほんとうにいいものを食した時の体が喜ぶその感覚をゆっくりと感じていただければ嬉しく思います。
私達の想いがたくさんの人に伝わり、「体にも環境にもやさしい事が大切な事」と思っていただければ、このみなべの梅農家さんにも、農薬をつかわずに安全で美味しい梅を作る喜びが伝わり広まっていくのでは。
そして、 また、子供の代にも孫の代にも受け継がれ、みなべの梅農家が世界に誇れる南高梅の産地としてずっとずっと続いていく事を願っています。
あなたと あなたの大切な人たちが 健康で幸せになることを 心から祈っています。
おおきに。
農園長 寺垣 信男